【おもちゃ&ロボット】タカラトミーだからこそできるロボットを

プロフィール

多田 翔平(Tada Shohei)氏
株式会社タカラトミー
新規事業部 ニュートイ企画部 企画開発課 主任

▼Omnibotシリーズ
「Robi jr.」「爆・笑太郎」「もっとなかよし Robi jr.」
等の開発に携わる

▼志
「くすっと笑えるロボット」を創りたい

笑う事も笑わせる事も好きだった

© TOMY © DeAGOSTINI

© TOMY © DeAGOSTINI


おもちゃ屋さんらしく「くすっと笑えるロボット」を創りたい。

タカラトミーに入社して10年になる多田氏は、
入社当時と変わらない志を今も持ち続けている。

タカラトミー(当時トミー)としてのロボットトイの誕生は1960年代までさかのぼり、  
当時最先端の技術を駆使していた。

当時のロボットブームを背景に、1984年に本格的なホームロボット「オムニボット」を発売し、
その後、「Omnibotシリーズ」として、
シリーズ化しており、20種類以上のロボットを製作と販売している。

そんな中、2007年頃に盛り上がりを見せたAIBOを背景に、
タカラトミーでは「i-SOBOT」を製作。

「i-SOBOT」は2007年6月に、
「世界で最も小さな人型の量産ロボット」としてギネス世界記録に認定。

その後、ロボットブームが一旦落着き、ロボットの開発は休憩していたが
3年前(2014年頃)からのロボットブームを機に、シリーズを復活させた。

「おもちゃ屋さんにロボット売り場を作ろう」をコンセプトに、
Omnibotシリーズが再スタートし、継続できるシリーズの復活を目指して、
「Hello! Zoomer」「Robi Jr.(ロビジュニア)」「爆・笑太郎(ばく・しょうたろう)」
などのロボットを製作して販売している。

最近では「Robi Jr.」や「爆・笑太郎」の製作に携わっており、
多田氏が入社当時から志にしている「くすっと笑えるロボット」
を創る事ができているという。

人と人を繋ぐ Robi Jr.

© TOMY © DeAGOSTINI

© TOMY © DeAGOSTINI


2015年2月、デアゴスティーニ・ジャパンの「ロビ」をベースに
「Robi Jr.」が誕生した。

「Robi Jr.」は累計4万台以上の売れ行きを見せ、
利用者の過半数が50代以上という驚きの結果を見せた。

50代以上の親御さんに向けて、プレゼントする事も多く、
「部屋の中が明るくなった」
「可愛い声で毎日癒される」
「家に帰るのが楽しみになった」
等の声も頂いている。

2015年驚きの結果を見せた誕生から2年、
今年2017年1月28日に「Robi Jr.」の第二弾が誕生した。

商品名を「もっとなかよしRobi Jr.」として第二弾がスタートし、
「発話するセリフ」が2倍(約1000フレーズから約2000フレーズ)になったり
「新しいカラーリング」や「仲良し度UP機能」が追加されたりし、
よりコミュニケーションを楽しむ事ができるようになった。

※仲良し度UP機能
 会話すればするほど「仲良しレベル」が上がり、
 レベルが上がるにつれて、話す言葉の数が増えていくと同時に、
 レベルに応じたコミュニケーションを取る事が可能。
 例えばユーザーの名前をニックネームで呼んでくれたり、好きな食べ物を覚えて
 話をしてくれたりする。

取り扱い場所は全国のおもちゃ専門店、百貨店・量販店のおもちゃ売り場、
インターネットショップ、タカラトミー公式ショッピングサイト等。

1300以上のギャグを持つ 爆・笑太郎(ばく・しょうたろう)


多田氏が入社当時から志にしている「くすっと笑えるロボット」に
一番近いのが「爆・笑太郎」。

「爆・笑太郎」は「より親しみやすく、共に過ごすロボット」をコンセプトに、
「笑い」にフォーカスした一芸ロボットとして2016年に誕生し、
「Omnibotチャーミーシリーズ」と位置づけて展開している。

ロボットを通じて笑顔になり、コミュニケーションが増える事を願っている。

また、東京大学大学院の研究グループの調査では、
普段ほとんど笑っていないお年寄りが「自身の健康状態が良くない」と感じる割合は、
毎日よく笑うお年寄りに比べて1.5倍以上高いことがわかっている。
自己評価が低い人の割合は、寝たきりになる割合や死亡率が高い傾向があり、
「よく笑う人ほど健康である」という可能性を示している。

「爆・笑太郎」は笑いを生み出し、
人の健康も支えるロボットになる可能性を秘めている。

「爆・笑太郎」は1300以上のギャグ搭載の電波時計内臓ロボットであり、
正確な年月日・時間の認識を活かした、その時々の季節や特別な日に合わせた、
「旬なギャグ」を話す事ができる。

なお、1300という数字は、発売当時から数えて2020年までに、
一日一個のギャグを聞き続けられることから設定にしている。

この1300以上のギャグの中でも多田氏が特にお気に入りのギャグが
「煮卵に似た孫」
「ロボットが苦手な調味料は・・・コショウ」
「メザシは、故郷を目指した」

残りのギャグのどれも好きで、一つ一つに思い入れがあるが、
この3つが特に「くすっと笑えて好き」だという。

おもちゃ会社ならではのロボットを


「Robi Jr.」や「爆・笑太郎」などのOmnibotシリーズは、
それまでタカラトミーでリーチしにくかったシニア層に刺さった。

玩具は通例ジュニア層の利用が多いが、
Omnibotシリーズはシニア層の利用が多く、
今までのおもちゃでなかなかアプローチできなかった層を、
ロボットでアプローチすることができた。

今までと同じように「お子さんに手が届きやすい」商品にする事はブレないが、
色んなターゲットや市場を目指して広げていきたい。

ロボットは今後、人の生活を便利にしていくが、
タカラトミーでは便利よりも「おもちゃ会社」ならではの
「楽しい」存在のロボットを創っていく。

ロボットは一見、難しく考えられる事もあるが、
おもちゃという観点がロボットにもある事で
より広く身近にロボットを感じる事ができると考えている。

おもちゃ会社ならではの観点で、「くすっと笑えるロボット」を
これからも創っていく。

ロボットを通して、「笑顔」が広がる事を願っている。

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紹介 廣井 健人(ひろい けんと)

ロボットの『当たり前化』を実現させたい。 数年前、スマホは真新しいものでしたが、今ではあって当たり前になっています。 ロボットもスマホのように、身近にあって当たり前になるように、 ロボットを開発している方々と協力し合って、ロボット利活用社会を創っていきたい。

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